Cyfons(サイフォンス)システムをエックスサーバーへ設置することに対して感じるデメリットがあります。導入を検討している人は、この点をクリアにしておいた方が良いかもしれません。
Cyfons(サイフォンス)システムの主な内容は、
- メンバーサイト構築・運営・管理のシステム
- メール配信システム(号外メール・ステップメール)
- SEO対策済のワードプレステンプレート
- Cyfons(サイフォンス)を活用して収益を上げるノウハウ
これらがセットになったものです。
会員ビジネス、リストビジネスに取り組んでいる人や、今後取り組もうと考えている人であれば、非常に役に立つアイテムが揃っているシステムだと思います。
Cyfonsの機能やできることに関しての詳細はこちらの専用サイトをご覧ください。
いま、人気があって非常に勢いのあるシステムですので、注目している人も多いのではないでしょうか?そんな中、気になる点がいくつかありましたので、それらを抽出します。
Cyfons(サイフォンス)を導入するときに気になる疑問点
Cyfons(サイフォンス)システムを導入して運用していく上で、気になる点がいくつかありました。もしかしたら同じような疑問や不安を抱いた人もいるかもしれません。
実体験によって感じた疑問と、その解決法について考察してみます。
エックスサーバーへの設置が推奨されている
Cyfons(サイフォンス)システムでは、エックスサーバーでの設置が推奨されており、付属している設置マニュアルにはエックスサーバーとさくらサーバーへの設置方法しか記載されていません。
ロリポップサーバーなどに設置も可能だということですが、設定が複雑になる恐れがあるので公式ページ上では推奨されていません。
エックスサーバーは非常に使い勝手の良いレンタルサーバーで、私も利用させてもらっているのですが、エックスサーバーでCyfons(サイフォンス)システムを運用すると問題点がいくつか発生してしまいます。
共用サーバーということ
共用サーバーを利用するデメリットといえば、他のユーザーも同じサーバー内に入っているということです。つまり、それによって、Cyfonsの特徴であるメール配信システムに影響が出てくる可能性があります。他の人と同じサーバーからメールを配信するということは、他のユーザーが迷惑メールを送信していると、同じサーバーを利用しているのすべてのユーザーがスパム判定を受けてしまうことがあるのです。
これは、いくら自分自身が迷惑メールを配信していなくても、他のユーザーの影響があるというのが共用サーバーというものです。住宅で例えて言うなら、同じマンションの同じ住所に何人も共同で生活しているようなものです。
IPでスパム判定を受けるというのは、「あっ、この住所からのメールは届けないようにしよう」と判別されている状態です。一生懸命作成したメール文章がユーザーに届かないほど意味のないものはありません。誰の目に触れることもなく、すべて迷惑フォルダに直配ですから・・・。
これを回避するためには、専用サーバー(専用IP)を利用することで解決します。
現に、トップアフィリエイターと呼ばれる人からのメール配信はほとんど専用IPを利用しています。つまり、自分専用の住所から配信する状態です。上記同様に住宅でいうと同じマンションだとしても、一人一室ずつ、自分専用の部屋がある状態です。102号室というように、自分専用の部屋番号が付いているのと同じなで、同じマンションだとしても、「101号室の人からのメールは届けないけど、102号室の人は届けよう」と分別してくれるようなものです。
共用サーバーというのは、101号室に数百人数千人が共同生活している、タコ部屋の状態と変わらないのです。そりゃ、メール配信には向かないのも当たり前です(苦笑)。
そのため、メール配信というものを考えるときに、専用サーバーを利用した方が相手に届く確率は断然高くなります。費用も数千円しか変わりませんので、収益を上げるということに着目するなら専用サーバーへ設置する方が安定します。
メール送信に制限があること
エックスサーバーには、メールの送信に制限がかかっています。
この制限とは、
エックスサーバー 全プラン共通送信制限
1,500通/時間
15,000通/日
(※2014年6月現在)
この数値を見てどう思うかは人それぞれでしょう。
一日に15000通というのは、充分な数字だと思います。
私のまぐまぐ読者数にもおよそ対応できる人数です。
そこに1時間あたり1500通という制限がありますので、
上限の15000通に送るのは【15000通÷1500通=10時間】ということになります。
たった1通のメールを送るのに、10時間・・・。
朝9時に送信開始して、全員に送信完了するのが夜7時。
これをクリアにする使い方としては、メンバーサイト初期でまったくユーザーがいない場合なら問題ありません。また、メンバーを制限しまくって超VIPメンバーのみの募集など少人数制サイトにすれば、配信制限があっても対応できるのではないかと思います。
これじゃ、Cyfonsのシステムが活きてきません。
コース別で展開できたり、Paypal連動によって課金が可能というシステムを最大限に活用するためには、VIPコースがあると同時に無料コースの併設によって広くユーザーを集めていくことは戦略上、非常に重要なことだと思います。
いきなり課金サイトを利用してくれるほどユーザーと信頼関係が構築できているのは、すでに実績のある人の中でも一部の人だけだと思います。多くの人は、まず一般メンバーサイト(無料)で価値のあるコンテンツを提供することで自分のファンとなってもらい、そこからの信頼関係で有料サービスに移行していくのが自然な流れと考えられます。
どちらにしても、メンバー数が増えてくればレンタルサーバーの引越し・データベースの移転を行うようになります。「こんなことがしたいな」とイメージができているなら、はじめから送信制限のないレンタルサーバーを検討してみても良いのではないかと思う次第です。
まとめ&解決策
「共用サーバーによるメール未達を防ぐ」
「送信制限を気にせず運用する」
これらの問題をクリアするために、私は専用サーバーへの設置を推奨しています。
データベース系に詳しくない人こそ、将来的な移転を考えていくのであれば、初めから専用サーバーの方が良いでしょう。
当サイトでは、カゴヤサーバーへの設置を推奨しています。
⇒カゴヤ専用サーバーの詳細はこちら
Cyfonsシステムを購入した後に、販売者から案内される購入者サイトもCyfonsシステムを利用して提供されているのですが、ここでもエックスサーバーに設置されていません。
販売者さんもエックスサーバー以外で運営しているのです。
じゃ、そのサーバーの設置方法を載せておいてくれよ、とも思いますが、その本意は初心者でも設置が簡単にできる目的でエックスサーバーの利用が推奨されているようです。なにやら、他のレンタルサーバーだと、別途でPHPの設定などもあるからだと言うことです。
私自身、カゴヤの専用サーバーへ設置しているのですが、確かにPHPの設定を見直したり、CRON設定が必要でした。しかし、それによって、送信制限を気にすることなく運営することが可能となっています。
しかし、Cyfonsシステム内のマニュアルには、カゴヤサーバーへの設置方法が記載されていませんので、詳細な設定は自分で行う必要があります。
当サイトからCyfonsを購入して頂いた方へカゴヤ専用サーバーへ設置するためのマニュアルを特典としてお付けしていますので、専用サーバーにて運用したいという人は活用して頂ければと思います。このカゴヤサーバー設置マニュアルでは、設置に不安がある人でも、データベースの作成はもちろんのこと、CRONの設定やPHPの詳細設定などを図解でまとめています。