10月21日に広告収入をユーザーで分け合えるという次世代SNSが登場しました。
その名もtsu(スー)。現在は完全招待制ですが、果たして流行るのでしょうか。
tsu(スー)とは?
tsuでは、表示広告で発生した売上げの一部をユーザー内で分け合える(tsu:10%、残りのユーザー:90%)ことが特徴です。これまでのSNSサービスでは、表示によって発生する広告収入はSNSサービス運営会社のものでした。これをユーザーに還元?分ける?というものです。
さらに、自分だけじゃなく、「招待したユーザー」や「招待したユーザーが招待したユーザー」が稼いだ収入もわずかながら入ってくるという仕組みです。
内訳の詳細としては、
自分が招待したユーザー(子ユーザー)が招待したユーザー(孫ユーザー)が招待したユーザー(ひ孫ユーザー)のコンテンツが100ドル稼ぐと、90ドルの50%(45ドル)がひ孫ユーザーの、90ドルの3分の1(29.70ドル)が孫ユーザーの、90ドルの3分の1の3分の1(9.99ドル)が子ユーザーの、そのさらに3分の1、つまり27分の1(3.33ドル)が自分の収入になる。
出典:ITmediaニュース :http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1410/22/news086.html
多少マルチっぽい仕組みですが、SNS媒体として爆発的な人気が出た場合、先行者利益があるということには間違いないでしょう。
日本でのユーザー数も半端ない勢いで増えているようです。
tsu(スー)のFeed画面と招待詳細
Feed画面の中央にはFacebookやツイッターのようなタイムラインが表示されるようになっています。その右側には大きめの広告スペースがあります。まだ、表示されるのは国外の広告ばかりです。
左のサイトバーにあるボタンから、紹介リンクを発行できるようになっています。
現在は、招待制の形でのみ新規登録ができるようです。昔のmixi やGmail みたいなシステムですね。
Invite People to Join Your Tree をクリックすると以下のような画面が出てきます。
紹介用リンクが発行されるので、そのリンクを貼り付ければ簡単に招待できる仕組みです。そのほか、ツイッター・フェイスブック・ググタス・メールでも招待状を出せます。
tsuの使用感と今後の見通し
tsu を使ってみた感じ、Facebookとツイッターの中間の存在という印象を受けます。操作方法も非常に簡単で、これまでツイッターやFacebookを利用したことのある人であれば、問題なく操作ができます。
ただ1点、サイト内の説明は英語表記です。
もし操作に困った時にはPC上からログインしてページ翻訳をかけることで対応しましょう。
日本におけるSNSは流行りやすく冷めやすいケースが多いため、tsu が流行るかどうかというのは不透明な部分があります。その中でも、広告収入をユーザーに還元してくれるという発想に着目すると、マルチ的な要素はあるにしても一定規模の広がりは見せるのではないかと予想しています。
もし、爆発的人気が出たことを想定したときに、「無料だし登録くらいはしておくか」と考える人も増えます。どんなものなのか登録はしてみたものの、SNSという特性上、周りの人が参加してくれないことには交流もできません。有益なサービスになるかどうかは、これからといったところですね。
現在、今度の動向が最も注目されているSNSサービスには間違いないでしょう。
飽きるまでしばらく使ってみます。
興味がある人は絡んでください。