セブンイレブンに行くと今では当たり前のように
セブン銀行のATMを見かけるようになりました。
当時、銀行の破綻が続いていた中で、
大成功を収めていると言っても良いビジネスです。
そんなセブン銀行の成功からマーケティングを考えてみます。
疑問視されていた銀行業への参入
ご存知の通り、セブン銀行はイトーヨーカ堂が銀行業に参入したものです。
銀行の破綻が続いていた中での銀行業の参入には、
疑問を持った声も当時は多かったものです。
素人が銀行を始めても無理だ・・・と。
結果的には、成功と呼べる事業展開となっています。
そんなイトーヨーカ堂のビジネスモデルは、
複雑で難解な誰も思いつかないようなことではありませんでした。
ATMを設置して既存の銀行から決済手数料を取る。
とてもシンプルなビジネスモデルです。
「すでにATMは普及しているから無理だよ・・」
そんな固定概念の塊だった世論を覆したのです。
相乗効果が見込める関係であったこと
いま、新しく生まれているビジネスのほとんどは、
決して目新しいものばかりではなく、
既存のサービスを複合したものが非常に多いのです。
まさに、24時間いつでも使えるATMと
街中どこでもあるコンビニの組み合わせは
競合する関係でもなく良好な関係であったといえます。
これらの関係を、
「相乗関係」「補完関係」と呼ぶこともあります。
競合する関係であれば、どちらかの売上げがあれば
もう一方の売上げが下がる関係になります。
では、簡単に言葉にはできるけど
これをを思いつけるのか?ということです。
成功してしまえば、もっともなことであり、
サービス同士が組み合わせることによって
新しいアイデアとなることが理解できます。
その、身近なものを組み合わせて、
具体的にイメージして、本気で実行に移せるか。
身の回りの点と点が線になることがあります。
そして、常にビジネスアイデアは
あなたの身の回りにも存在しているということです。
大きなビジネスでなくとも、
しっかりと収益を上げられる仕組みであれば
こっそりと自分の周りだけで展開すれば良いのです。
自分に置き換えて、ビジネスチャンスをつかむ
今のネット社会においては、
あらゆる情報が簡単に無料でも入手できます。
無料レポートもそう、
無料メールセミナーもそう、
当然、購入した教材もそう。
今ある、点と点がどう結びついて線になるか。
それを、どう形にしていくのか。本気で。
気付いたものだけが手にすることができる、
あなたなりのビジネスモデルとなるものを
身の回りから気付くことから始めてみましょう。
成功への補足
セブン銀行が成功を収めたのは、
ATMに必要な防犯設備などのセキュリティ面のコストを
既存のもので大きくカバーできていたことにもあります。
しかし、コスト面ばかり考えてしまっては
アイデアが広がっていくことが難しくなります。
まずは点と点を繋げてどういったサービスが展開できるか、
そこに着目して常にアンテナを張っておくと面白いと思います。
※この記事はすたいるのまぐまぐ版メルマガより抜粋したものです。
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