この時期に問合せの多い賃貸入居時の審査についてです。
「ブラックなんですが・・・」
「無職なんですが・・・」
これらは地域によっても異なるため、関東近郊、特に東京に関しての現状をお話しします。
まずご自身がブラックという場合でも、結論は関係ありません。審査内容は全く別ですので、ブラックだからと入居を断られることはありません。(ここで言うブラックとは、ローンが通らない・クレジットカードが通らないなどの事故情報が出ている人のことを指します)
しかし、まれに賃料の支払いで、クレジットカードでの支払いが必須というケースがあります。その場合は厳しいでしょう。大手チェーン店の不動産会社が管理している部屋でクレジット必須という条件を見かけることがありますが、通常であればそこまで多くないのでほぼ問題ないでしょう。
もし、クレジットカード払いが必須条件に入っている場合は、ブラックだという旨を伝えて保証人をつけるなり、保証会社を利用するなり、不動産会社と話して他の方法を探す必要があります。
この人は払えるのか?を見ている
無職の場合・・・、入居審査は非常に厳しい状況です。
審査時に一番注目する項目は「収入」です。
大家さん、不動産屋さんは「きちんと家賃を払えるのか」この部分に注目して審査をしています。継続的な収入が無い場合、審査を断られるケースがあります。バイトでも何でも良いので、収入を作って支払っていけるということを示す必要があります。
月収目安としては、月額賃料の3倍程度の収入があれば安心できます。つまり高い賃料の部屋に住みたい場合は、それだけの収入があるのかということを見られます。
万が一、自分の収入が無い場合や少ない場合、しっかりとした連帯保証人を付けることも一つの方法です。もちろん、他人が連帯保証人として認めら得るケースは程んどなく、基本的には親族のみですね。
最近では保証会社の利用を必須とするお部屋が多くなりました。
保証人不要の代わりに保証会社が代わって保証するというものです。
大家さん・不動産管理会社からみれば、家賃が滞った時でも保証会社からお金を受け取れるというメリットがあります。賃料が払えない時に連帯保証人に連絡しても支払えないケースがありますので、それを回避するという目的です。
この保証会社を利用する際には手数料が発生します。初期費用で払うようになるのですが、その金額は、月額賃料の20%~50%が一般的でしょうか。保証人が見つからない、収入額に不安がある、そういった場合に保証会社はとても便利です。
収入面以外で重視される点は、勤務先と勤続年収です。これは、収入面と関係もありますが、入居させても大丈夫な人なのか判断します。
例えば、暴力団関係の人は入居が断られるケースがほとんどです。
(※法律が変わって、さらに厳しくなりました)
一昔前に比べて大家さんと直接会って、審査面談をすることが少なくなりました。大家さんと入居希望者が審査で顔を合わせない分、入居させても大丈夫なのか判断されるポイントが、勤務先やその勤続年数となります。
アフィリエイト収入は賃貸審査に影響があるか
アフィリエイトやネットビジネスが収入が大半だというケースをお話しします。
結論・・・、厳しいケースが多いです。
まず、アフィエイト一本で活動されている場合、収入を証明することが難しくなります。他に仕事をしていない場合だと、確定申告書や課税証明書の提出など。
それさえも無い場合は、各APSからの収入を提示となったり、預金通帳の提示で審査OKだったというケースもありますが稀です。他に仕事をしていない状態で、確定申告をしていないということは収入があるとは判断されないのが当然だと思います。
もし、継続的な収入の証明ができなければ、水商売と同様の扱いにされることもあります。貸す立場からの意見とすれば、いつ収入が途切れるかわからないですからね。
まとめ
まとめます。
審査時に見られるポイントは、
「賃料が払えるか」
「入居させても大丈夫な人か」
上記項目がクリアできれば大きな問題が無い限り大丈夫でしょう。またこれらの審査で断られても、お部屋に変えることによって審査をクリアできることもあります。
最終的にはその部屋の大家さん(オーナー)の判断です。
寛容な大家さんもいるので安心してください。
また、信頼できる担当者を見つけておくことで、もっとスムーズに物事が運びます。意外と何とか交渉してくれるケースがありますから。
逆に、絶対やってはいけないのが「嘘をつくこと」です。不動産の営業マンは味方に付いてくれる立場ですから、現状を正直に話した上で対策を考える方が良い結果になるでしょう。