WordPress(ワードプレス)の記事作成しているときに、リンクを挿入しようとするとページが勝手に移動してリンク挿入がうまくできない場合があります。
この現象はある日突然訪れるというより、ワードプレスを新規作成したときによく遭遇します。久しぶりにハマってしまったので、備忘録として残しておこうと思います。
TinyMCE Advancedを利用時にリンク挿入ができなくなりやすい
ます、このリンク挿入時に他のページに移動する現象については、他プラグインとの干渉が主な原因のようです。
全てのプラグインを停止して原因を追究しても良いのですが、正直めんどくさい・・・。
数時間ハマるより、すべてのプラグインを確認した方が早いのですが、プラグインの数が多くなると、それも気が滅入る作業なわけです。
そこで、怪しいと思われるプラグインを狙い打ちします。
プラグインの「WP Multibyte Patch」が原因というケースもあるようですが、 ビジュアルエディタをカスタマイズできる「TinyMCE Advanced」を導入している場合、「AddQuicktag」というプラグインをまず確認してみることをオススメします。
私の場合は、複数のワードプレスで発生していた現象もこれで解決しました。
リンク挿入できない現象を解決するには、まずAddQuicktagを確認
AddQuicktagはあらかじめタグや文章を設定しておけば、定型文やタグとしてすぐに呼び出すことができる便利なプラグインです。
→ WordPress › AddQuicktag « WordPress Plugins
このAddQuicktagで、「有効化」しているけど「まだ一つも設定していない」状態なら、プラグインが干渉しあってリンク挿入がうまくできないことがあります。
↓こんなまっさらな状態のときです。(クリックで拡大)
何でも良いので、一つ設定しましょう。もしくは、プラグインを「無効」にするか。使う前提で入れているでしょうから、何かしら入れた方が早いような気がします。
このプラグインで、タグ1つ以上設定して再びリンク挿入できるかどうかを確認してください。(※別ページで開いていた場合は、再読み込みするなどしてください)
これで、ちゃんとリンク挿入ができるはず・・・。
新規で立ち上げたワードプレスで、この現象が良く起きる理由がわかりました。私の場合は、プラグインを入れたまま設定していなかったのですね。
上記プラグイン(AddQuicktag)を導入していない場合は、プラグインをすべて停止させて、干渉しているプラグインを調べる方法で探りましょう。
■この問題の解決で参考になった記事があるのでご紹介します。
⇒「WordPressの投稿で「リンクの挿入」ができなくなったら」(Reeさん)
※こちらはリンク先のページが削除されたためリンク解除しました
この記事に出会っていなければ、数時間を無駄にしていました。感謝です。
2021年5月8日追記:その後
解決のきっかけとなったReeさんの記事が削除されていたので補足で追加。
問題を解決できるきっかけとなった素晴らしい記事で、さらには「WP Multibyte Patch」作者さまからのコメントも付いていて有益な情報がまとまっていましたので、自分への備忘録の意味も込めてここに引用して残しておきたいと思います。
もしかしたら「WP Multibyte Patch」が原因だと思っているままの方もいらっしゃるでしょうから、そのような方がいたら参考にしていただければ幸いです。
Seisuke Kuraishi より:
2013/10/29 08:36
こんにちは、WP Multibyte Patch 作者の倉石です。同様の報告を過去にいただいておりますが、今のところ確認されているケースの問題はすべて、JavaScript にバグのある他のプラグインやテーマが、WP Multibyte Patch の機能に干渉しておこっております。デフォルトテーマに戻し、すべてのプラグインを無効化して最初に WP Multibyte Patch を有効化して、問題が起こるか確認してみてください。そこからひとつずつテーマ・プラグインを元の状態に戻して行く途中で問題が起こったらそのテーマ・プラグインが原因ということになります。また、干渉を受けているコンポーネントは、wplink.js だと思われますので、どうしても問題解決できない場合は、WP Multibyte Patch 設定ファイル wpmp-config.php に $wpmp_conf[‘patch_wplink_js’] = false;と設定することで、WP Multibyte Patch の他の機能を残したまま、ピンポイントで問題の機能だけオフにすることができます。以上、お手数ですがご確認いただけましたら幸いです。
※もし、WP Multibyte Patch作者ご本人様や元ブログの運営者Ree様が不快に思われるようでしたら上記部分を削除しますのでお申し付けください。