実店舗とネットショップで大きく違うポイントとしては、その運営スペースに限りが無いということです。置いておける商品数、提示している商品数がサーバー容量の許す限り無限だということです。
インターネットという特徴を生かして、過去事例や販売事例を紹介することが有効です。
これは、ネットショップの取扱商品によっても多少異なりますが、「オリジナル商品」「作品系の商品」「個別に対応する商品」などを扱っていれば特に役に立ちます。
「過去の作成商品一覧」という形で、ホームページで公開するということです。
これは当然ですが、お客様からの許可をもらう必要があります。こういった過去事例が生きてくるのは、ソーイング系のネットショップ、イラスト系のネットショップ、受注後作成系のネットショップなどだと活用しやすいと言えます。
例えば、【パソコンや手書きで似顔絵イラストを作成して販売納品】をしているショップで過去作品を載せているとします。それを見た人が、「顔だけじゃなく半身、全身はお願いできますか?」「結婚式で利用したいので二人組でお願いできますか?」など問合せの幅も広がってきます。
ということは、同ページに問合せ・ご相談への項目を作ると導きやすいですね。
また、上記に挙げたジャンル以外でも販売事例は利用することができます。
仮に帽子を扱っているネットショップだとしても、販売終了商品・過去取扱商品としてまとめておくと、「再入荷はありますか?」などといった問い合わせが来ることもあります。
上記の帽子の例であるように、受注後作成ショップでなく完成商品ショップで気を付けたいことは、「専用のページにまとめる」ということです。過去販売商品といっても、それまでと同様の載せ方をしていると訪問してくれたお客様がガッカリすることもあります。特に検索エンジンでその商品だけを求めていた場合には注意が必要です。
ショップの歴史が長くなれば、過去商品数が増えてきます。そこで通常時と同じように出していてもお客様から見れば「品切れ、在庫切れ」と変わりません。これを繰り返すと、必然と在庫切ればかりの商品ページになってしまいます。そのため、過去事例は専用のページで紹介する方がお客様にも優しいといえます。
積極的に過去事例や販売事例を活用していきましょう。